ano3ma

ちょっとお得な情報を忘備録代わりに投稿してます。

【スーパーフライデー】ソフトバンクが SUPER FRIDAY を始めた理由

ソフトバンク スーパーフライデーは 2016年に第1弾(10・11・12月)、2017年には 第2弾(3・4月 U25は2倍)と実施され 第3弾(6月)も予告されています。

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ライバルのauでも同様のプレゼントキャンペーンはありますが、auスマートパス・プレミアム(月額540円)という有料オプションに加入しなければならないため、無料で特典が受けられるソフトバンクはお得感で一歩リードしている印象があります。

好評な本キャンペーンですが、個人のスマホ全契約者が対象のため相当な費用が発生していると予想されます。


なぜソフトバンクはそれらの費用を負担してまで SUPER FRIDAY を始めたのかを考えてみたいと思います。

 

実施した月を確認してみました

2016年
10月 吉野家
11月 31アイス
12月 ミスド

2017年 第2弾 [アンダー25は2倍]
3月 ファミチキ
4月 31アイス

2017年 第3弾
6月 ???

実施した期間中にはいずれも、四半期末の月(赤文字)が入っていることが分かりました。
四半期とは 一年を四等分した、その一つの期間のことをいいます|金融経済用語集

スーパーフライデーの開催は四半期決算と関係がありそうです。

 

Softbankは、なぜ四半期末の月を意識しているのか

 ご承知の通り Softbank は 3月が決算月なので、毎年 6・9・12・3月の末日時点での自社の業績を発表しています。
学生は年に 3回の評価(通知表)で済みますが、企業は 4回 あると言うことですね。

 

四半期末の成績を意識しているのはソフトバンクだけではない

ライバルの大手キャリア2社(docomo au)もSoftbankと同じ決算月ですので、四半期ごとの成績を 考慮した施策がよく採られています。
家電量販店や携帯電話ショップなどで「○万円引き」とか「一括0円」といったようなポップを見られたことがあるかと思います。
この条件が、特に四半期末の月下旬は一部の販売店では駆け込みで「大幅UP」がすることがあります。
スマホを買うのは 3の倍数の月が良い と言われているのはこのためですね。

 

四半期末の月は MNPが特に多い

MNP(モバイル ナンバー ポータビリティの略語)
MNPとはなんですか? | ソフトバンク

ご存知のとおり、携帯各社力を入れているのが MMP での「転入契約」です。
先ほどの割引の条件も「新規契約」の場合よりも、「他社から乗り換え契約」するほうが条件が良くなります。
古い機種だと 「一括0円 + ○万円 キャッシュバックします」といったような特典付きで契約できることがあります。
スマホを買い替えたいと思っていた人は これだけ良い条件で買えるのであれば、2年契約の違約金を払ってでも 「乗り換え(MNP)」の契約をする気になりますよね。

 

なぜ MNP が重要なのか

仮に現在の契約数を「S社」「A社」ともに 10,000 とします。

ある月の新規契約が 「S社 0」「A社 1,000」だった場合
S社 10,000
A社 11,000
契約数の「A社」との差は『S社 -1,000』となります。

これが新規契約ではなく「S社からのMNP 転出」で、A社に1,000契約が増えた場合
S社 9,000
A社 11,000
契約数の「A社」との差は『S社 -2,000』となります。

googleで「MNP」と検索してみると、ライバルの [au] [docomo] よりも上に softbank のページが出てきます。

「ソフトバンクから他社へ変更する場合」というページです。

ご承知の通り グーグル での検索順位はクリックされる数の多い方が、原則として上位に表示されます
softbank としては MNPの転出を引き止めることが最重要課題なのです。

 

スーパーフライデーは、MNP転出を引き止めるための新しい施策?

四半期末の月に必ずキャンペーンをしていることから、契約が他社に流出することを引き止めるための施策の1つとして実施しているのではないかと考えられます。

別の記事にも書きましたが・・・
実際に私も MVNO に MNP しようと考えていたのに思いとどまっている人々(?)の内の一人です。
6月からのキャンペーンの内容によっては転出 してしまうかもしれませんが・・・笑